遺言書が無効になった親戚のお話
親戚に遺言書が無効になってしまい、大阪で身内だけの家族葬を行なった後相続が一時的に中断しており財産の相続が出来ないというお話をしてもらったことがあります。遺言書が無効になった理由というのが、生前、親戚の方の父親は認知症を患っており、その際、他の兄弟がうまい具合に父親を言いくるめ相続の取り分を変更したことが明るみに出て遺言が無効ではないかという事になったわけです。この問題点としては兄弟が共謀して同じ口裏を合わせて遺言の証人になった点と兄弟が6人もおり、全て仲が悪かったため言ってしまえば足を引っ張りたいだけで遺産についてはどうでも良いという人がいた点でしょう。遺産を欲しくはないが誰にも遺産を渡したくない、国に没収されていた方がマシと考える兄弟がいた場合、10年にわたり足を引っ張られると遺産を相続できなくなる可能性も高いです。このようにただ単にあいつに遺産渡るのが気に入らないということが理由で親が残した遺産は別にどうでもよいと考えている方が兄弟に入る場合、その方を説得しない限り足を引っ張られるというお話です。まあ、最終的には法律で決められている取り分で遺産を分配することが出来ますのでその取り分でよければ遺産をもらえるので、そこからさらに揉めるかどうかはその家庭の事情により異なりますので何とも言えないです。